HARVESTERな人

HARVESTER 02 : 谷 知英 氏

写真家 兼 保育士 / 大分県国東市

谷知英 32歳 大分県国東半島出身。国東育ちで、一時は福岡に出て洋服屋さんで働いていたが、地元に戻り、地元で暮らし活動している。
趣味は写真を撮ること。最近産まれたばかりの男の子を含め3人で、大分県は国東半島にある空き家を改装しながら、半自給生活をしている。

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国東という場所は、掘れば掘るほど程面白い魅力が出てくる歴史深い場所。好きでないとこは以外と工場が多いとこ。

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「僕はあくまで半自給的に農園芸を勤しんでいるので農業家ではありません。始めたきっかけは、地元に帰っても遊ぶとこがなくて、何かしたいな~と思っていたんです。実家には小さな畑があって、服屋をしてたこともあってか『洒落てる格好で園芸している人、そういえば見た事ないなぁ~』と思うようになり、お気に入りの洋服を着て畑を耕したり、耕耘機をスプレーで塗って操縦しているうちに楽しくなって来て、それが今も続いている感じでやっているって感じですかね?日々の暮らしの延長上に生業ではない農があるって感じですかね?」

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ハマったきっかけは、自分で初めて育てたトウモロコシの種から、芽が出ていた事が凄く嬉しくて、そこから育て上げて収穫したトウモロコシを家族が美味しいと喜んで食べてくれた事がきっかけなのかなあ?。今も自分のペースで楽しんでいますね。

地元に戻ってから数年、保育士をしていたので、子供たちが楽しく栽培できる植物を育てて、土や植物、自然とふれ合える機会を沢山作って行きたいと思い、庭作り畑作りをしているところです。いずれ、食育など含めた農園芸保育園を作る事が夢ですね。

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最近では道路に除草剤をまかれていることもあり、山菜や道草を採るのにもちょっと勇気がいります。人間の都合で考えると農薬の使用も致し方ないのかもしれないけれど、理想をいえば出来る限り自然にとっても人間にとっても安心安全な環境づくりが出来るようになればと願っています。それも将来自分がやりたい保育園の考えにも繋がる部分ですね。

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飯田君が到着するなり、ご近所さんが遊びに来て、野菜のお裾分けをしてくれるとの事。急遽おばちゃんの畑に行って収穫。あれもこれもと野菜をくれ、食べきれない程の量に。早速、夕食のサラダに。嫁が料理をしている間に、日課の薪割りと風呂焚き。薪は親しい陶芸家さんからのお裾分け。風呂焚きは、いかに少ない木材で効率よく湧かせるか。火をみながら、風呂が湧くまでのこの時間が結構好きだったりします。

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【2日目】
お向かいに住む一人暮らしのおばあちゃん。畑を耕して欲しいと依頼が。いつも子どもの面倒をみてくれたり、おかずを僕らの分まで作って持って来てくれたりしてくれる。なので、労働でお返し。年のせいで耕すのが大変だったから助かったと喜んでくれた。

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今の空き家を借りて2年目。庭の雑木が伸び過ぎているし、畑は広くて草は伸び放題。休日は環境整備に追われている。子どもたちが遊びやすいように庭を造るのが目標。まだまだ先は長い。
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谷 知英/大分県国東市

地元の自然体験施設で働く傍ら、生まれ育った故郷を撮り続けているカメラマン。元保育士の経験を活かし、地域と連携しながら、自然の中で遊べる空間を開拓中。

WARASHIBE PICTURES
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